【徹底解説】国際線の乗り継ぎ便と知らなきゃ損する「空港税&割引」の裏ルール

海外旅行

はじめに:航空券の料金、実は「合計金額」だけ見ていませんか?

ハワイ旅行や遠方への国内旅行。予約画面の最後に表示される「諸税・手数料」の金額を見て、「えっ、こんなにかかるの?」と驚いたことはありませんか?

特に関空や福岡など他の空港から成田や羽田経由でハワイといった、あえて乗り継ぎを選ぶ旅の場合、直行便よりも税金が高くなる傾向があります。今回は、国内線・国際線問わず発生する「乗り継ぎコスト」の正体と、「安く抑えるための賢い知識」を徹底解説します。

今回、僕たちは、ANAの減額マイルキャンペーンを利用しました。

フライングホヌに乗ってみたいという気持ちもあったのですが、そのため、往路「関空→羽田→成田→ホノルル」、復路「ホノルル→成田→羽田→伊丹」という移動でした。

羽田→成田間のリムジンバス(または電車)利用も必要となるため、かなり時間と無駄なお金が掛かる結果となってしまいました。

後から振り返ると、国際線利用時は国内線が無料になるという、安易に安さに飛びついた反省点でもあります💦


【基本】空港利用回数が増える=料金が増す「施設使用料」の仕組み

航空券の料金は、大きく分けて「運賃本体」+「燃油サーチャージ」+「空港諸税(施設使用料など)」で構成されています。

実際に今回のANA減額マイルキャンペーンで予約した内容を見てみましょう。

大人2名、4歳児1名の計3名の料金です。

大阪⇔ホノルルの往復が大人1人当たり、17,500マイル+47,630円です!

(子供は17,500マイル+45,500円)

えっ、5万円以下でハワイに行けるの!?

はい、そうなんです!これがマイルの凄さなんです!!

1名当たりの支払い額46,920円の内訳はこちらです。

経由する空港の数だけ「施設代」がかかる

この中の「空港諸税」は、私たちが空港のロビー、トイレ、保安検査場などを利用するための対価です。

  • 直行便: 出発地と到着地の2か所分を支払う
  • 乗り継ぎ便: 出発地 + 経由地(乗り継ぎ空港) + 到着地の分を支払う

つまり、「空港を使う回数が増える=料金が増える」という非常にシンプルな仕組みなのです。


【実例】関空発・成田経由のハワイ旅行。空港諸税はこれだけ変わる!

具体的な数字で比較してみましょう。

関西国際空港(関空)からホノルルへ向かう場合の、羽田&成田経由時と直行便の実例です。(※2026年1月時点の目安)

関空直行便 vs 羽田&成田経由便 費用比較(大人1名・往復)

こちらが大人1名分の往路「関空→羽田→成田→ホノルル」復路「ホノルル→成田→羽田→伊丹」の合計の内訳です。

「関空⇔ホノルル」の直行便と比べてみましょう。

項目羽田&成田経由
(ANAホヌ)
関空直行便
(JAL/ハワイアン)
備考
国内線旅客施設使用料1,800円0円経由便は関空・羽田・伊丹分
国際線旅客サービス施設使用料2,460円2,730円成田空港 vs 関空の国際線利用料
国際線旅客保安サービス料700円380円成田空港 vs 関空の保安料
国際観光旅客税1,000円1,000円日本出国時にかかる国税
ホノルル空港関連諸税(合計)10,270円10,270円入国審査・検疫・9.11保安料等
航空サービス料1,600円1,100円航空会社が徴収する保険料等
合計金額17,830円15,480円直行便が2,350円安い

今回の最大の失敗は、往復とも「羽田⇔成田」の移動があることでした。

上記に「羽田⇔成田」の往復リムジンバス移動費6,400円が掛かるので、羽田&成田経由の場合、実質合計24,230円、「関空⇔ホノルル」直行便と比べると、8,750円も高くなります💦

ANA減額マイルキャンペーンで予約した時は、「空港は好きだし、時間があればゆっくり満喫したいなぁ」と思っていましたが、後になって冷静に考えると、無駄な費用と時間が掛かっていることを思い知らされました💦

ちなみに、「国際観光旅客税」(=出国税)は、2026年7月1日出国分から、「1,000円 → 3,000円」のなんと3倍に値上がりします。

日本人・外国人を問わず、2歳以上のすべての出国者が対象です。

国内線旅客施設使用料(空港諸税)の内訳(大人1名あたり)

航空会社のシステム上、乗り継ぎ旅程における国内線施設使用料(PSFC)1,800円は、以下の「実際に飛行機で離着陸した空港」の合計で構成されています。

空港区分金額備考
関西国際空港往路:出発610円関空の国内線出発
羽田空港往路:到着450円羽田の国内線到着
羽田空港復路:出発450円羽田の国内線出発
伊丹空港復路:到着340円伊丹の国内線到着
合計1,850円実費の合計金額
端数は調整されることがあります。

国内線でも同じ!でも「乗り継ぎ割引」で逆転現象が?

この「経由すると高くなる」ルールは国内線でも同様です。例えば「伊丹→羽田→釧路」と移動すれば、羽田空港の使用料が加算されます。

諸税は高くても「総額」は安くなるカラクリ

国内線には「乗り継ぎ割引運賃」という強力な味方があります。

  • 税金は高くなる: 経由地の分、数百円〜千円程度アップ
  • 運賃は安くなる: 直行便より不便な分、ANAやJALが「セット価格」で大幅に割り引く

結果として、諸税を差し引いても「直行便より乗り継ぎ便の方が数千円安い」という逆転現象がよく起こります。国内線では「安さのためにあえて経由する」のは非常に有効な手段です。


知らなきゃ損!国際線乗り継ぎは「消費税」が免税になる?

ここが旅のプロの注目ポイントです!

国内線区間の10%がカットされる

国際線のチケットの一部として国内線(例:関空→成田)を予約すると、その国内線区間の「消費税10%」が免税になります。

  • 単体で購入: 関空→成田を別で買うと、運賃に10%の消費税がかかる
  • 国際線とセットで購入: 「ホノルル行きの一部」として買うと、消費税がかからない

もし国内線区間の運賃が1.4万円なら、1,400円もお得になる計算です。諸税が増えるデメリットも、この免税メリットである程度相殺されているのです。

さらに国際線とのセット割で国内線が大幅に値引きされています。

ただし、今回の僕のように、特典航空券(マイル)で予約する場合は、対象路線であれば、アドオンの国内線料金は一切掛かりません。

アドオンとは「付け足し」の意味で、メイン路線に国内線乗り継ぎなど追加路線を同時に予約する時に出てきます。

アドオンのすごいところ

  • 料金が一定: 通常の国内線は「空席状況」で値段が激しく変わりますが、アドオン料金は「片道5,000円〜10,000円」のように、あらかじめ低めの固定額に近い設定になっていることが多いです。
  • 荷物のルールが国際線と同じになる: 通常、国内線の無料手荷物は20kgまでですが、アドオンとして繋げると**「国際線ルール(例:23kg×2個)」が国内線区間にも適用**されます。ハワイ旅行の重い荷物も、追加料金なしで関空から預けられるのはこの「アドオン」のおかげです。
  • 遅延時の保証: 別々に買った場合、国内線が遅れて国際線に乗れなくても自己責任ですが、アドオン(一括予約)なら、航空会社が次の便を手配するなどの保証をしてくれます。これは往復便を予約するか、往路と復路を個別に予約するかの際も同様です。

3. 特典航空券との違い

  • 特典航空券: 国内線区間の追加料金(マイル)は「0円(無料)」。
  • 有償(現金): 国内線区間の追加料金(アドオン運賃)が「数千円〜」発生する。

この違いからも分かる通り、アドオンが必要な時は、特典航空券(マイル)での予約がベストですね!


9.11テロの影響も?明細に並ぶ物々しい名前の正体

アメリカ便の明細を見ると「SEPTEMBER 11TH SECURITY FEE(約830円)」といった項目があります。

「空の安全」を買うためのコスト

これは9.11テロ以降に導入された、アメリカの空港警備を維持するための費用です。こうした「安全を買うためのコスト」も、アメリカへ行く際には避けて通れない経費として、復路(ホノルル出発時)に徴収されています。


まとめ:あえて「成田経由」を選ぶ意味

「税金が高くなるなら、直行便の方がいいのでは?」と思うかもしれません。

しかし、今回の僕のケースで言えば、ANA減額マイルキャンペーンが成田便しかなかったので、やむなく成田経由となりました。

そして、「ANAのフライングホヌに乗る」という点に、体験価値があると思っています。

カウチシートという選択肢

成田経由の最大のメリットは、世界最大級の旅客機「フライングホヌ」に乗れること。そして、カウチシートを利用できる点です。

  • 広々フラット: 3列シートが密着して約129cmのベッドに早変わり
  • 家族でゴロゴロ: 小さなお子様連れなら、直行便の狭い席より圧倒的に楽

単なる「移動の安さ」だけでなく、こうした「諸税の仕組み」と「受けられるメリット」を天秤にかけることが、賢い旅行者の第一歩です。次のハワイ旅行は、あえて成田を経由して、最高のスタートを切ってみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました