バリ島観光は「日本語ガイド付きカーチャーター」が便利!
バリ島を含め、インドネシア国内では、日本の免許証や日本の国際免許証では車の運転ができません。
そのため、今回はレンタカーではなく、出国前にインターネットで予約した、日本語ガイド付きカーチャーターのサービスを利用しました。
利用したカーチャーター会社は「大好きBALI!!」
今回利用した「日本語ガイド付きカーチャーター」のWEBサイトは、「大好きBALI!!」。
「PT.DAISUKIBALI(ライセンス番号 AHU-40653.AH.01.01.)」という現地の会社で、貸切ドライバー&ガイドのサービスだけでなく、ラクダに乗れるキャメルアドベンチャーや寺院巡りコースなど、様々な観光サービスを提供しています。
ホームページは日本語であることはもちろん、現地ドライバーやガイドさんも日本語対応しているので、とても安心です。
出国前に日本から予約をしました。
カーチャーター(貸切ドライバー&観光ガイド)の費用
「大好きBALI!!」の利用料金は、利用時間と車種(大きさ)によって、料金が異なります。
形態 | Aプラン(5名迄) | Cプラン(6~12名) | Dプラン(10~16名) |
①トランスポート | 4,000円~ | 9,000円~ | – |
②ドライバーチャーター | 5,000円~8,000円 | 10,000円~14,000円 | 17,000円 |
③ガイド付カーチャーター | 4,000円~7,000円 +ガソリン代 | 9,000円~13,000円 +ガソリン代 | 15,000円 +ガソリン代 |
①はタクシーと同じです。目的地まで連れて行ってくれます。観光などはありません。
②はドライバーのみ貸切りで、観光ガイドはありません。1日で数ヶ所巡る場合、お得です。
③は観光ガイド付きのカーチャーターです。ドライバーとガイドさんの2名です。
いずれも荷物が多いと最大人数は減ります。料金の幅は利用時間です。例えば、僕たちが利用した③のガイド付きカーチャーターのAプランであれば、
6時間以内=4,000円、7時間以内=4,500円、8時間以内=5,000円…となり、以降、1時間毎500円が加算され、12時間以上は一律7,000円となります。
えっ?ガイドさん+ドライバーさんの2名と車の配備付きですよ?
め、めちゃくちゃ安くないですか!?✨
カーチャーター費用の支払い方法
僕たちが利用したのは「日本語ガイド付きカーチャーター」のAプラン。「ドライバー1名+観光ガイド1名の計2名」のカーチャーター、8時間でたったの5,000円です!!(燃料費等別途)
ガソリン代は別途240,000ルピア(約2,150円)、移動距離が長いと追加料金あり。その他、高速道路を利用した場合、高速代などが掛かります。高速利用については、ドライバーが事前に確認を取ってくれるので安心です。
僕たちは、ヌサドゥアからスタートし、エアロパーク(飛行機のレストラン)、ゴアガシャ(遺跡)を移動しましたが、ガソリン代の追加料金はありませんでした。
チャーター費用は現地で支払うか、事前に日本の銀行口座に振り込み。ガソリン代、高速代は終了時に現地で支払います。

ウブド観光をやめても大満足した1日の体験談
楽しみにしていたウブドをまさかの予定変更
バリ島旅行といえば、多くの人が「ウブド(UBUD)観光」を思い浮かべるのではないでしょうか?こちらは世界遺産のタマン・アユン寺院の写真です。

ウブドは芸術の街として有名で、世界遺産のライステラス(棚田)やヨガ体験など、大自然の中で癒しを感じられるエリアです。

僕たちも当初はウブドやタマン・アユン寺院を訪れる予定でしたが、事前にネットで手配した現地のガイド付き貸切ドライバーから「今日は渋滞がひどいのでおすすめしません」とアドバイスを受け、急遽予定を変更しました。
「えっ・・・!?」
最初は少し残念な気持ちになりましたが、移動だけで多くの時間を取られてしまっては、本末転倒です。結果的に時間に余裕があったので、ウブドの中のゴアガシャというヒンドゥー教の遺跡をガイドして頂きました。
ガイドさんのおかげで、結果として、バリ島ならではの素敵な観光スポットを巡ることができ、むしろウブド王宮やライステラスに行かなくても大満足の体験となりました。今回はそのときの体験談を詳しくご紹介します。
ウブド王宮観光をやめた理由は大渋滞
バリ島中央部にあるウブドは人気観光地ですが、問題は交通事情。観光客が増えすぎた影響で、渋滞が日常的に発生しています。
• 移動に数時間かかることもある
• 車内で長時間過ごすと体力的にもきつい
• 日帰り観光だと他の予定がこなせなくなる
この日は特に混雑がひどいとのことで、ドライバーさんの提案を受け入れて別ルートに変更しました。午後になって、時間的に少し余裕があったので、ウブドのゴアガジャ遺跡をガイドいただきました。全て回れなかったことが、結果的に、渋滞ストレスから解放され、他のスポットを効率よく観光できました。
ウブド観光をするなら、日帰りではなく、ウブドで1泊することをおすすめします。
ウブド周辺は数多くのホテルがあります。
8時間のカーチャーターで巡ったスポット一覧
朝10:00に宿泊先のマリオットバケーションクラブ・ヌサドゥアガーデンズに迎えに来てくれました。18:00までの8時間のバリ島観光の始まりです!

これが高速道路の料金所です。エキゾチックな料金所に心がワクワクします。
約9.3km、片道140円は安い!

ヌサドゥアは高級リゾート地ですが、少し北上すると、旧ホテル街が目につきます。

昔はこの辺りが中心だったのかな?
さらに信号待ちをしていると松葉杖をついた貧しそうな男性が、車の窓を拭きに接近してきました。窓拭きをして、お金をもらうんですね。発展途上国ではよく見る光景です。

ドライバーさんはもちろん対応せずです。
1. バリ風衣類店「Adi Batik」
ヌサドゥアを出発してから1時間強。やってきたのは、カラフルなバリ風衣類を扱うショップ「Adi Batik
(アディ バティック)」です。
下の女性は生地に絵を描いています。商品にもよりますが、1枚1枚、手書きで描いているそうです。

とても地道な作業で、まさに職人技ですね。

その裏側にショップの入口がありました。

中に入ると何ともカラフルな幾何学模様を中心とした衣料品や布製品が、ずらりと並んでいます。

お土産にふさわしい小物などもあります。

この大きなハンカチは、バロンというバリ島の神様の絵が描かれています。

同じ柄のワンピースやセットアップもありました。ちょっと試着してみようかな?

とてもかわいかったので、買うつもりはなかったのですが、お揃いで買っちゃいました (^^;

鮮やかなワンピースやリゾートシャツが豊富な上、軽くて涼しい素材で着心地は抜群です。
また、 写真映えするデザインが多いので、東南アジアの旅行にピッタリです🌴
【セットアップとワンピースのお値段は?】
とても気に入ったので、このリゾート感あふれるお揃いの服を購入し、その場で着替えて「ハイ、チーズ!」
より一層、旅行気分が盛り上がりました♪
ハンカチ5枚と大人用のセットアップ1つ、子供用のセットアップ1つ、女性用のワンピース1つ。
合計で2,950,000ルピア(約26,541円)のところ、40%割引で1,800,000ルピア(16,195円)!
うむむ…、これは、お得なのか!?
まぁ、定価はあってないようなものですが…(^^;
カード払いだと手数料3%が上乗せされるのですが、そこから少し値段交渉して、カード払いで1,750,000ルピア(15,745円)で購入しました。
決して安くはありませんが、生地はしっかりとしていて、何よりデザインが気に入ったので、とてもよい旅の想い出となりました♪
2. 廃飛行機レストランカフェ「Aero Park」
今回の観光で絶対に行きたかったのが、廃飛行機をリノベーションしたユニークなレストランカフェ「Aero Park(アエロパーク)」です。
カーチャーターのガイドさんもここは初めて来たと言っていました。

飛行機の中で食事!非日常体験
• 退役した旅客機を丸ごとレストランに改装
• 座席を撤去し、テーブル席を設置
• コクピットに入って操縦席に座れる
• 翼の上に立って写真撮影も可能
普段では絶対にできない体験ばかりで、大人でもワクワクしました。飛行機好きでなくても楽しめるスポットです。
夏のランチはほぼ貸切状態
私が訪れたのは真夏のランチタイム。屋外席も飛行機内の席も、暑さのせいか利用客が少なく、ほぼ貸切状態でした。飛行機の中でゆったり食事を楽しみ、写真も好きなだけ撮ることができました。
メニューと雰囲気
料理はバリ料理と洋食のミックス。味は観光地らしいカジュアルさでしたが、非日常的な空間で食べるだけで特別感があります。スタッフの方もフレンドリーで、思わず長居してしまいました。
3. シルバー宝飾店「Yan Yan Silver」
続いて訪れたのは、シルバー工房「Yan Yan Silver」。
店内に入ってみると、ネックレス、ブレスレット、ピアス、ブローチと、所狭しとたくさんのシルバー製品が並んでいます。


デヴィ夫人が身に着けそうなこんなジュエリーまで売っています(^^)

これはすごい!シルバーで作られた精巧な帆船!

• 職人が手作業で作る繊細なアクセサリー
• 指輪やペンダントなど種類が豊富
• 観光客向けに値段はやや高めだが品質は確か
取引先へのお土産として、シルバーのピアスとブレスレットを購入しました。
4. バリ島名物の珈琲店(Alas Sari Luwak Coffee)
次に連れて行ってもらったのは、バリ島名物ルワック珈琲を扱う「Alas Sari Luwak Coffee(アラスサリ・ルワック・コーヒー)」という珈琲農園。

こちらはエリアとしては、ウブドになります。
時間的に余裕があったので、連れてきて頂きました。ウブド王宮やライステラス(棚田)までは20~30分ほど。渋滞もあるので、観光を含めると時間が取れず、こちらは断念しました。
• 10種類以上のコーヒーや紅茶を無料で試飲できる
• バリ独特の焙煎方法を見学できる
• お土産用の珈琲パッケージも豊富
コーヒー好きにはたまらない時間で、特に香ばしいバニラコーヒーとジンジャーティーが気に入りました。バリ島という旅先で味わう一杯は、本当に格別です。

地元でしか体験できないツアーというのは、本当に価値がありますね。
そして、お土産用の珈琲ショップで、試飲した中でおいしかったコーヒーや紅茶をチョイス。

5.ヒンズー教の古代遺跡「Goa Gajah(ゴアガジャ)」
そして、アラスサリ珈琲店のすぐ隣にあるウブドの古代ヒンズー教の遺跡「ゴアガジャ」をガイドして頂きました。

ゴアガジャは日本語にすると「象の洞窟」と呼ばれています。名前だけ聞くと動物園みたいですが、実は11世紀ごろにつくられた、とても歴史のある遺跡なんです。
ゴア・ガジャに入場する際、男性も女性も腰に布(サロン)と帯(スレンダン)を巻きます。
聖なる場所への敬意、浄化と区別、悪意の抑制、伝統と文化の継承などの意味合いがあるそうです。
遺跡の入り口には大きな岩を削った洞窟があり、その門にはライオンのような大きな顔が彫られています。

目を大きく見開き、口を大きく開けた表情はちょっと怖いけれど、悪いものを追い払うために作られたと言われています。門の周りには他にもさまざまな模様や生き物が刻まれていて、まるで岩そのものが生きているように見えます。
洞窟の中は暗く、奥には小さな祠(ほこら)があり、ヒンドゥー教の神様(特にシヴァ神)に関係するものが祀られていて、昔から人々の信仰の場になっています。外には沐浴(もくよく)のための水場があり、今でも地元の人たちが清めの儀式に使っています。



バリ島のヒンドゥー教寺院の、左右に分かれた門は「割れ門(ワレモン)」と呼ばれています。
【善と悪、二つの世界の象徴】
門が二つに分かれているのは、プラスとマイナス、男と女、善と悪といった、対立する二つの世界や要素を対比させているという説があります。この門をくぐることで、固定観念にとらわれない柔軟な思考を持つことができると考えられています。

伝説では、かつて寺院を守っていた一つの塔が、神の偉大な力によって割られたとも伝えられています。
ゴアガジャは観光地としても人気で、世界中から多くの人が訪れます。静かな森に囲まれていて、歩いていると神秘的な気持ちになれる場所です。

敷地は広いですが、建物の規模としてはそんなに大きくありません。
でも、バリ島へ行ったら、ぜひ一度訪れてみたい不思議な遺跡です。

ガイドにマージンが入る仕組み
他のブログやSNSで見たのですが、これらのお店で貸切ドライバーの利用者が商品を購入した場合、ガイドにマージンが入る仕組みがあるそうです。最初は少し抵抗がありましたが…。
• 強引な売り込みはなく、購入はあくまで自由
• 商品の質は高く、実際に買って良かった
• 旅程にない店舗に連れて行ってくれたので、むしろ効率よくローカルな店を回れた
「ガイドとお店の提携」も、上手に利用すれば観光の一部として楽しめると思います。
貸切ドライバー観光のメリット
今回体験して感じた貸切ドライバー観光のメリットは以下の通りです。
• 自由度が高い:その日の状況で行き先を変更できる
• 現地情報に詳しい:渋滞回避やおすすめスポットを教えてくれる
• 安心感がある:観光客慣れしていてトラブルを回避できる
• 写真撮影にも協力的:観光地でベストスポットを案内してくれる
特にバリ島はエリアごとに特色が違うので、柔軟にプランを変えられるのは大きな魅力です。
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まとめ:ウブドに行かなくても大満足のバリ島旅行
今回の旅行では、ウブドに行かなくてもバリ島を思い切り楽しむことができました。
• 渋滞を避けて効率よく観光できた
• コーヒー試飲でバリの味を堪能
• シルバーアクセサリーや衣類で素敵なお土産を購入
• 廃飛行機レストラン「Aero Park」で非日常体験
結果的に「ウブドに行かなくても十分に満喫できる」と実感しました。バリ島旅行を計画している方は、貸切ドライバーを利用して柔軟な観光を楽しむのがおすすめです。きっと自分だけの思い出に残る体験ができるはずです。
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